陣痛と結石 どっちが痛い?

出産時、陣痛と腎結石の痛みを同時に味わった体験談です。育児のことも書いていこうかなー。訪問&☆ポチARIGATO。ブログ内容は、たまに読み返して修正してますー。

妊娠出産⑧ パニックを起こし別室へ・・・(入院三日目・夜❷)

こんにちは、にんじんです。f:id:ninjinn:20170719000357p:plain

今日は、入院三日目の夜の出来事の続きを書きたいと思います。

陣痛促進剤の効果が上がらなくて、病室に戻ってから腰痛がひどくなりパニックを起し別室へ移動することになりました。

 

別室というのは、さっきまで促進剤を打っていた部屋でした。

さっきまで寝ていたベッドに今運ばれて来たベッドが横づけされ、自分で移動しました。このときは、多少動いたためか痛みが少し和らいでいました。

夫も心配そうに付き添ってくれました。

 

しばらくして先生が来てくれて、痛みの具合から

腎結石かもしれない」と説明してくれました。

 「結石・・・f:id:ninjinn:20170721232101p:plain

正直、信じられませんでした。

これまで結石になった事もなかったし、妊娠期間中に指摘されたことも気をつけなさいと注意されたこともなかったし、妊娠中そういうことがあるということも知りませんでした。

しかも・・・こんな出産間際の土壇場で発症します??f:id:ninjinn:20170721232441p:plain

 前回も書きましたが、冗談半分に「腎臓じゃないよね~」なんて夫と話はしてましたけど、まさかホントに腎臓が原因だったなんて笑えないですよね。

 

この時、痛みや不安で考える余裕はありませんでしたが、この痛みをなんとかしてほしいというのが正直な気持ちでした。

 

先生は、とりあえず痛み止めを打つこと、薬は赤ちゃんに影響はないということなどを丁寧に説明してくれました。

正直、痛み止めの赤ちゃんへの影響は問題ないと言われても不安でした。でも、痛みを取ってほしいという気持ちが勝っていました・・・(ごめん、わが子・・・)

痛み止めの準備をしてもらっている間、「まさか、こんなことになるとはね」「腎臓だったとはね」「信じられない」「不安だけど、赤ちゃんに影響がないなら痛み止め使ってもらおうね」って感じで夫と話しました。

 

そして、いざ痛み止めの点滴を打ったのですが、これが想像以上のものでした。

まず、めちゃくちゃ痛い。点滴の針から薬剤が血管を通っていくのがはっきりわかるくらい腕が熱く感じました。「痛み止めなのに、なんでこんなに痛いの!」って感じです。

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そして・・・しばらくすると突然めまいが起きました。グルグルグル・・・

急に不安になって先生に訴えると薬の作用とのこと。

そして急に体が重くなりました。

例えるなら・・・動かそうと思うのに全身に重りが付いているような、とろみのついたプールに入っているような、体がベッドに吸い込まれていくような感覚です。呼吸もしにくくなったような、浅くなったという感じがしました。でも苦しくなかったし、朦朧としていたのでなすがままという感じでした。

そして、同時に腰の痛みも徐々に徐々に引いていきました。

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この感覚は点滴を入れて5~10分くらいだったと思いますが、一瞬気を失っているんじゃないかと思うくらい朦朧としていたのでよく覚えていません。

夫や母と会話はできていたのですが、口も重くてろれつが回らないし、まぶたも重くて開けれなかったし、まともな返答をしていたかどうかは疑問です。(会話の内容もあまり覚えていませんが、薬のせいか不安は感じませんでした。)

 

しばらくして、ハッと意識が戻るとそこには夫がいて「なんか、痛み止めの効果がすごい」というような会話をしました。

 

どのタイミングだったかは忘れましたが、このときお腹のモニター血圧酸素飽和度も測られて、点滴は痛み止めだけでなくおしっこを促すための補液もプラスされていました。そして、おしっこを強制的に出すために膀胱に管まで入れられ、かなり重症感が増していました。

排出したおしっこは、石が出ていないか看護師さんがチェックしてくれているようでした。

 

これが何時くらいだったのか・・・時間経過もほとんど覚えていません。

夕食が18時くらいだったので、20時くらいだったのかな?もっと遅かったのか・・

母はすでに帰宅しており、夫が「大丈夫そうなら一旦帰るけど、心配だったら泊って行くよ、どうする?」と聞いてきました。

 「今は痛くないけど、不安だからできれば泊ってほしい」と言った気がします。泊ってくれました。

 

痛みは、2時間くらいすると薬の効果が切れてくるので徐々に痛みがぶり返してきます。でも、4時間は開けないといけないのでひたすら我慢をするという一夜を過ごし、睡眠もまともにとれませんでした。

朝方、痛み止めを追加したして落ち着いたわたしを見て、夫は一旦帰宅していきました。

 

※痛み止めの薬は「ペチジン」と呼ばれていました。ネットで調べてみると、麻薬に分類されていますが、無痛分娩などでも使われることのある薬のようです。副作用に「呼吸抑制」が起る可能性が書かれていましたが、何度か投与されるときに呼吸がしにくくなった時があり今思えば怖いですね。でも、朦朧として訴えることもできないし、そういうものだと思っていたので受け入れていました。その時には、酸素も測られていなかったし誰も気づいていなかったかもな。もし、息苦しさを訴えていたら薬を止めて帝王切開など違う方法が取られていた可能性もありますね。妊娠中の使用については、類似化合物(モルヒネ)の動物試験で催奇形作用が報告されているということで「治療上の有益性が危険性を上まわると判断される場合にのみ投与」と書いてありました。分娩時の使用であれば子も成長しているし問題ないと判断されているんだと思いますが、これを知っていたらもっと不安になっていたでしょうね。妊娠初期や中期には使われないのかな?危険性が上回れば使われることもあるのかな?どうなんでしょうか?あと、分娩時に使うと生まれた子にも呼吸抑制が起ることがあるとか。実際、わが子も数時間ですが酸素飽和度が低かったので酸素吸入を行いました。分娩に時間がかかったからだと思っていましたが、薬の影響もあったのかも・・と考えると申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。でも、結果無事出産できたので先生の判断にはとても感謝しています。

 

次回は「痛み止めと促進剤を打って出産へ・・・(入院四日目)」について書けたらいいな。