陣痛と結石 どっちが痛い?

出産時、陣痛と腎結石の痛みを同時に味わった体験談です。育児のことも書いていこうかなー。訪問&☆ポチARIGATO。ブログ内容は、たまに読み返して修正してますー。

完全母乳にこだわり過ぎて失敗??バースプラン!

こんにちは!ニンジンです!

前回の記事から約1年経ってしまいました。

少しずつ書き溜めて、ようやく完成しました(笑)。

 

前回は、バースプランを立てたところまで書きました。

今回は、その中で何が実践できて何が実践できなかったのか?、どう感じたのか?などを書いてみようと思います。

前回書いたバースプランの中で実現できたのは、

 

ほんの一部でした。

 

※色分け

●実現できたこと

●実現できなかったこと

●一部実現できたもの

 

①陣痛中のこと
・ソフロロジーの音楽をかけたい
・立会いがいい

・陣痛促進用のアロマオイルを塗りたい

・ヨガなど好きな姿勢を試した
・陣痛促進剤は出来るだけ使いたくない

●妊娠高血圧やタンパク尿のせいで、促進剤で計画出産することになりました。そのせいもあったし、腎結石事件が起きたのでヨガなど取り入れる余裕は全くのゼロでした。

それは、自分の体のせいで病院が取り入れてくれなかったわけはないので、まったく後悔はしていません。むしろ母子の体最優先で対応してくれた病院には感謝しています。

そんな中でもソフロの音楽かけてくれたり、アロマオイル塗らせてくれたりしたし、旦那や母親も交代で付き添える環境を整えて頂いて有り難かったです。

陣痛というより結石事件の腰痛が辛くどうなるのか分からなかったので、1人では不安が大きかったです。

 

②出産中のこと
・主人を立会わせたい
・会陰切開は出来るだけしないでほしいが、先生の判断に任せる
・会陰切開の時は「切ります」と相談して欲しい
・ソフロロジー法の呼吸を取り入れたい

●腎結石事件が始まった時から出産まで、旦那も母親も付き添ってくれていました。病室ではなく、陣痛室みたいなところでしたが、特に制限なく付き添わせてくれました。分娩室は付き添いは誰か1人と決まっており、オリエンテーションで事前に説明も受けていたので旦那と母親が交代で付き添ってくれました。

ソフロロジーの呼吸法は、自分の理性が保てるところまでは何とか頑張りましたが、陣痛と結石もどきの腰痛、痛み止めの朦朧のせいで途中から完全に正気を失ったので、無我夢中で息んでいた記憶しかありません。助産師さんの声掛けもあったかもしれないけどそれを聞く余裕もなかったし、あまり覚えていません。でも、もともとソフロロジーの病院でもなかったし、自分でコントロールできなければソフロロジーで産むのには無理があったのかな…と思っています。ましてや、トラブル(高血圧)から始まったお産でしたし。

別のところでも書いていますが会陰切開はしました。未経験でネットからの情報だけでは恐怖しかなかったので「できるだけ切らないで済む方向で…」と言う思いから上記のバースプランをお願いしました。

妊娠中から会陰マッサージも試したり努力もしていましたが、なかなか頭が出て来ず、体力や気力の限界を感じ「もう帝王切開で出して欲しい」と弱気な気持ちに傾きかけていたので、先生の「切ろうか」の言葉は天からの救いのような気持ちになりました(笑)。なので、あえて「切りますか?」など相談を持ちかけられることはなかったんですが、全く不満はありませんでした。むしろ、ちゃんと判断して切ってくれた先生に感謝しています。(ただ、大きく切ったらしく産後はの痛みには苦しみました。)

 

③出産直後のこと
・カンガルーケアがしたい
・へその緒は旦那に切ってもらいたい

●この二つはバッチリ行えました。満身創痍だったのですっかり忘れていたというか、生まれた安堵感で頭の回転がストップしていましたが、しっかり赤ちゃんも胸に乗せてもらえたし、へその緒も旦那に切らせてくれました。

ただ、後々赤ちゃんの酸素が足りなくなっているということで、2時間ほど酸素吸入を受けたと言う事を後になって知ったので(産後休憩を数時間とって陣痛室から病棟へ戻る頃)、あのカンガルーケアはやって大丈夫だったのかな?と不安になったことは確かです。病院からは特に何も言われなかったので、大丈夫だったんだと思いますが。

カンガルーケアって、母子ともに健康であれば両者にメリットがあるんだと思いますが、体調が万全でない場合、無理にそれをやろうとしてしまうと親のエゴになってしまうのかな?と反省しました。次回、出産することがあったら、バースプランでは子供の体調を最優先にして、問題がなければカンガルーケアをしたいと書きたいなと思っています。

 

④入院中のこと

・母子同室にしたい
・沐浴の練習を夫と一緒にやりたい
・できる限り完全母乳にしたい

●出産した病院は、母子同室も完全母乳も推進しているところでした。なので希望としては全然問題なく受け入れてもらえました。が、実際のところ、自分の体が悲鳴をあげました。身体中が筋肉痛だし、眠いのに眠れないし、会陰切開も痛い…

赤ちゃんは「泣く→授乳→5分で寝る→ベッドに寝かせると泣く→授乳→5分で寝る…」の無限ループ…。

なかなか飲んでくれないので、頑張って起こしたり、吸わせようとして1時間くらい格闘した日もありました。

正直、一緒の部屋にいると頭がおかしくなりそうでした。

母子同室にしたい気持ち(理想)と心身ともに適応できない現実に戸惑いました。

気づいたら、ほぼ連日ナースステーションに預ける日々でした。

が、完全母乳希望にしていたのでナースステーションに預けてても泣いたらすぐ呼ばれます。すると授乳室へ行かなくてはなりません。ミルク併用していれば、看護師さんが代わりにミルクをあげてくれて1時間でも睡眠をとれたのですが、自分の希望したバースプランが自分の首を締めていました。

母乳がなかなか出なかったというのも予想外でした。産まれる前から、母乳育児に向けてそれなりに努力(マッサージに通ったり)していたのですが、思いのほか出てくれなくて赤ちゃんはお腹いっぱいにならないのでなかなか眠れなかったようです。

この完全母乳…「どこまでいけるのか試したい!」という私の勝手な思い込みがとても強かったんです。あまりに憔悴した姿を見て「少しミルク足しますか?」と助産師さんにも提案されましたが、それをなかなか受け入れることができませんでした。

疲労から冷静に考えられなかったのかもしれませんが、「自分の努力が足りないんじゃないか」という思いや「ミルクを足すことは赤ちゃんに対して申し訳ない」とか、そういう思いが根底にあったんだと思います。私の周りに沢山いた「完全母乳=善」という考え方の影響ももろに受けていました。

もちろん母乳が良いものである事には変わりありませんが、いま当時の自分を振り返ると偏っていたなと思いますし、こだわり過ぎていたと思います。

これも、親のエゴだった…と思います。(今思えばですけどね)

これも次回出産を考えた時には、バースプランの中で“何が何でも完全母乳”という事は書かないようにしたいなと思っています。完全母乳への憧れはありますし、そう出来るような努力はしたいと思いますが、自分の体調が不完全な事によっても母乳の出には影響すると思うし、完全母乳にこだわる事によって赤ちゃんの健康にも悪影響が及ぶことがあるという事も学びました。

というのも、我が子は新生児黄疸で退院が数日伸びました。まあ、それ自体は無くはないというか、多少なりはあり得るようなのですが、症状がひどくなると治療が必要になります。

※種類もいろいろあるみたいですが、ここでは全てを詳しくは書きませんので、気になる方は自分で調べるか主治医に相談してください。

 

我が子の場合、母乳の量が少なかったことが一因になったようでした。

黄疸の一つに、ほとんどの新生児に起きる生理的黄疸というのがあります。新生児は消化管や肝機能が未熟なので(血中の)ビリルビン代謝が低下して黄疸症状が起こり、消化管と肝臓が成熟するとビリルビンの処理が早くなり、速やかに症状は消失します。

この黄疸症状を改善させるのに大切なのが代謝なんですよね。つまり、沢山栄養を摂ってオシッコやウンチから排泄を促すことで症状が改善されていくのですが、母乳がでなければ排泄も少なくなります。

結果、私は完全母乳にこだわり過ぎたために黄疸がなかなか改善せず、我が子は退院が長引いてしまったのだと思います。(自分で出した結論です)

当時、先生や助産師さんからはミルクを足す事へのアドバイスはあったものの(代謝のことも言われたけど、それがどう言う状態を引き起こすのか、怖いことなのかの説明はなかった)、そこまで強く言われなかったので差し迫った問題だと思わなかったのですが、かなり後(約2年後)から知った情報では結構重要なことだったと気づいたため、自分の考えが浅はか(エゴ)だったと気付き後悔し、先生方にはもっと黄疸についての怖さについて教えて欲しかったと思いました。なぜ、ミルクを足す事が必要なのかちゃんと説明されていれば、間違いなく足していたのになと、あとになってから思っています。

でも、あんなにいろいろ事前に情報収集していたのに知らない事があったり、大切な事を見落としていた自分にも腹が立ちました。

自分に都合のいいことばかり調べて、本当の意味で赤ちゃんに大切な事は何なのか見えていなかったと言う事に気付きました。

※新生児期の黄疸が原因で起こる(可能性のある)後遺症や治療のための光線治療の影響を示唆する考えもあるようです。(怖い)

 

「次、妊娠する事があったら、今回の教訓を絶対に活かしていこう!!」

そう決意しています。

 

あーーー

また、長くなってしまった…

次回は「子供が産まれたらやりたかった事(子供にさせたかった事)」

についてかいて書こうかな(^^)

 

(ちょっと一言…)

子育てとは…理想と現実のすり合わせの連続で、うまくいかない事に腹を立てたり、絶望したり、悲しくなったりすることも多いけど、そことどう付き合っていくのかがミソだなと思う。(結婚生活も同じかな?)

私は頭でっかちになりやすいタイプなので反省することも多いけど、出産前と比べたら多くの事を学んでいるなと思います。

「こうでなければいけないんじゃないか」という呪縛から解き放たれて、「適当」や「適度」という感覚も育ってきています。

日々精進?(笑)

思いがけない成長を目の当たりにすることも当たり前にあって、人間って面白いなと感じる日々です。

 

 初めから読む方はこちらから↓

ninjinn3.hatenadiary.com